HuobiProに続きKuCoinでも日本人締め出しするニュースが流れてきました。
「仮想通貨取り出せるのか?」
不安はいっぱいです。
海外取引所を使っている場合には今後とも同じようなことが起こりえますので、
各取引所がどんな対応をしているのか?を知っておく必要があります。
今回の取引所の締め出しを見ていると「日本語対応している取引所」が規制対象として締め出しを受けているように見られます。
もちろんこれだけでは無いでしょうが、一つの要因として考えられますね。
2018年の6月中に日本人締め出しが決まった海外の仮想通貨取引所は4箇所です。
- KuCoin
- HitBTC
- HuobiPro
- BigONE
アメリカの仮想通貨取引所Krakenでもすでに日本居住者へのサービス中止が発表されていますし、
今後もこの流れが強くなることは予想できるでしょう。
KuCoinの日本人取引サービス停止
2018年6月28日 KuCoinで日本人取引規制が行われることが発表されました。
KuCoin is Closing our Services to Traders in Japan
KuCoin is Closing our Services to Traders in Japan
PUBLISHED 2018-06-28Dear KuCoin users,
Out of respect to Japanese legislation requirements, KuCoin will close cryptocurrency trading services for all traders located in Japan. All the KYC verification requests sent from Japan will be rejected, and we will not support the Japanese language.
Thank you for your understanding and support!
KuCoin Team
「日本からのKYC(個人情報認証)は受け付けないぜ」というメッセージと日本語サポート辞めますと公開されました。
KuCoinに預けっぱなしの仮想通貨が一部あったので、早く取り出したいのですが、
アクセス負荷のためかログインすらできない状態が続いてます。
このKuCoin側の通知では「取引停止期限」が書かれていませんので、
KuCoinユーザーはこまめにKuCoinの情報を追っていかないといけません。
KuCoinの対応予定
・詳細未定(2018年6月29日現在)
HitBTCの日本人取引サービス停止
仮想通貨取引所「HitBTC」では2018年6月2日から日本のIPアドレスから登録したユーザーは日本人と判別してサービスの利用を停止するとしました。
HitBTCの子会社を日本に作って日本人向けにサービス提供する対応も検討されているようですが、金融庁の許可が降りるのは当分先のことでしょう。
【HitBTC】日本在住の人向けサービス利用停止。出金はできるので早期資産移動を。 | チャラい人生
HitBTCの対応予定
・サービス利用停止、仮想通貨資産引き出しは可能
・6月のメールから14日以内にKYC資料提出
HuobiProの日本人取引サービス停止
香港の仮想通貨取引所「HuobiPro」が日本向けサービスを停止することは大事件になりました。
「HuobiPro」は取引所の24時間取引額ランキングで5位圏内にある大取引所です。
Huobiジャパン回答
・直ちに停止しない、まだ詳細決まっていない
・サービス停止決まったら3ヶ月前に通知する→要するに3ヶ月以上猶予があるという事
資金置いてる人は余裕っぽいですが
特定銘柄のHuobi上場を期待してた人達は...😇
3ヶ月あれば噴いて沈むぐらい出来ますがそれは各運営次第でしょう pic.twitter.com/vhbWvxVHYL— さりー@仮想通貨 (@sarrybtc) 2018年6月27日
日本人はHuobiからも締め出しを食らうことになるようです😱😱😱 #Huobi #HuobiPro (FUDだと良いのですが) pic.twitter.com/NmZQ2fZWKQ
— 初心者まなぶ (@altbtm) 2018年6月27日
HuobiProの対応予定
・2018年7月2日から日本人向けのサービスを停止、ホームページから日本語対応のページを削除
・最悪サービス停止になる場合には3ヶ月前に告知される
・詳細は未定
BigONEの日本人取引サービス停止
日本居住者へのサービス停止に関するお知らせ
BigONEは現時点で日本居住者に対して新規登録を停止しております。また、2018年7月30日(中国時間)より日本のIPアドレスからの訪問を禁止いたします。お早めに資産のお引き出しを実施いただきますよう宜しくお願いいたします。
ご質問等が御座いましたら、テレグラムグループへ(https://t.me/B1_EX)お問い合わせ下さい。
BigONE チームより
BigONEは中国の仮想通貨取引所です。
BigONEのHuobiProのニュースが出てから話題になりました。
BigONEの対応予定
・新規登録停止
・2018年7月30日から日本のIPアドレスからのアクセス禁
日本で仮想通貨取引所を営業するには金融庁の認可が必要
日本で仮想通貨取引所のサービスを提供するには、
「金融庁の規則にしたがい登録手続きを済ませて、仮想通貨交換事業者の認可が必要である」とされています。
金融庁からお墨付きをもらわないと日本で営業できないわけです。
日本語表記したサイト運営をしていたら、日本で営業認可取っているのか?と
金融庁からツッコミが来てもおかしくはありません。
金融庁の仮想通貨交換業者登録は、金融庁のサイトで公開されています。
金融庁の仮想通貨交換業者登録一覧
仮想通貨のホワイトリストとも呼ばれており、この書類にかかれている仮想通貨以外を扱っている取引所は、今の所審査が通っていません。
コインチェックは仮想通貨交換事業者の認可を取るために、
「Monero」「Zcash」「Dash」「Auger」の取扱いを停止しました。
この4つの仮想通貨はホワイトリストに載っていないからです。
今回のKuCoin、HitBTC、HuobiPro、BigONEは
ICO案件の仮想通貨がいち早く上場してくる取引所でもありました。
日本の金融庁に認可をもらうためにICO案件の仮想通貨を上場停止にするとは考えられませんし、ICO案件が金融庁にスグに認可されることはほぼないでしょう。
どこの取引所を使ったら良いのか?
以前Binanceも同様に金融庁からの警告を受けて
「日本語表記の対応」を辞めました。
サービス自体は2018年6月29日現在も変わらず使い続けられています。
海外の取引所では今の所「BINANCE(バイナンス)」が有力候補ですが
「いつ取り出せなくなるかわからない?」困ったリスクが付きまとうので、
海外取引所で購入した仮想通貨は、対応しているものであればハードウェアウォレットへ避難させる手法も必要になりそうです。
ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」なら主要な仮想通貨(ビットコイン、リップル、イーサリアムなど)やERC-20トークンの保管に最適です。
マイイーサウォレットとの連携もできますので、仮想通貨を盗まれる危険性も防げます。
・ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」 の初期設定
・マイイーサウォレットからイーサリアムが盗まれてしまいました。
海外の取引所はいろいろなコインがあって、投資幅が広がると考えて使っていた人も多いはずです。
「金融庁が規制するリスクがあるから海外取引所じゃなくて日本の取引所を使えよ」とも取れる今回の騒動です。
日本で仮想通貨投資を続けるには、だんだんと環境が厳しくなってきましたね。