台湾からの旅行者が感染源になり沖縄県ではしか(麻疹)が70人が発症する大流行中。
名古屋の医療機関で働く女性がはしかに感染したニュースもでました。
はしかの怖いところは空気感染、飛沫感染、接触感染する点で発症してからの治療法はなく、対症療法のみ。
マスクをしていても防げません。
そして肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
妊娠初期の妊婦がかかってしまうと流産や早産を起こす可能性があります。
先日4月19〜22日に沖縄で沖縄国際映画祭が行われました。
芸能人多数出演も行われる大勢の人が集まるイベントでした。
沖縄から帰ってくる旅行からの二次感染が絶対ないとは言い切れませんし、
これからゴールデンウィークがやってきて旅行者が大移動。
広まっていくのは予想が付きますよね。
はしかについての対策情報を得て自己防衛対策を取りましょう。
麻しん(ましん)は「はしか(麻疹)」とも呼ばれます。同義語。
ニュースで出てくるときの名称は「はしか」が多いです。
はしかの症状まとめ
感染経路
空気感染、飛沫感染、接触感染。
感染力が強く発病率(ウィルス感染後、病気になる率)インフルエンザが2割程度にたいして、はしかの抗体が無い場合にはほぼ100%発症してしまう。
マスクをしていても防げません。
症状
潜伏期間は『10〜12日』
潜伏期間が長いため旅行中は気が付かず、旅行から帰ってきたあとに発病することがある。
風邪と同様な症状(咳や熱)と湿疹が出でて、頬の裏に白っぽい斑点が出る。
怖いのは合併症。発症者の約30%が合併症を併発。
感染してから約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/07/tp0710-2.html
脳炎は高熱、悪寒、けいれん、意識障害などがおこり非道場合には麻痺などの症状がでます。
患者1000人に1人という確率はかなり大きいのでは。
女性の場合、妊娠中にはしかにかかると流産や早産を起こす可能性があります。
妊娠初期での感染では31%が流産。
妊娠中には予防接種が受けられないため、自治体が早めの予防接種を促していて予防接種費用の助成金を出しています。
症状が出てきてしまったら医者にいくわけですが、『必ず事前に医療機関に電話連絡をした上でマスクを着用』して受診します。
診療は内科。
はしかにかかりやすい人
患者は20〜30代が多く、これは1978年10月〜1990年4月1日に生まれた人はワクチン定期接種1回世代で『ワクチンを1回しか打っていない』ことが影響しており、
はしかの抗体が出来ていない可能性があります。
この期間以前の人は過去に自然感染したケースした場合がほとんど。
この期間以後はワクチン定期接種2回世代に該当。
過去にはしかになってしまった人は抗体があるので大丈夫で、
2回予防接種をした人もほぼ大丈夫。
ワクチンを1回しか打っていない人は、
もう一回ワクチンを打てばはしかの抗体を持つことが出来、感染を防げる。
ワクチンは摂取後約2週間で抗体がつく。
昔はしかの予防接種を行った回数は「母子手帳」を見たらわかる
はしかにならないように人気の葉酸サプリなどで免疫を高めておくのも大事ですが、一番確実なのは予防接種ですね。
はしかの予防接種受けたっけな?と回数がわからない人は「母子手帳」を見たらわかります。
母子手帳に「はしかにかかったかどうか?」「予防接種を何回受けたか?」が書いてあります。
僕も母子手帳を見て予防接種回数をすぐに調べました。
幸い2回打っていたので一安心です。
ムダな不安でストレスを抱えたくはないですしね。
「母子手帳」がなくて予防接種の回数がわからない
「母子手帳」がなくて予防接種の回数がわからない場合でも
抗体があるかの検査を医療機関がやっています。
5,000円前後かかります。
はしか予防接種いくら?
自費の場合、はしか単体の場合には6千円前後。
MRワクチン(麻疹・風疹の混合ワクチン) の場合には9,000~10,000円程度
住んでいる自治体によっては助成金が適応され残りの金額を自己負担額として支払うことになります。(上限値は市によって異なる)
住んでいる自治体へ助成金が適応されるのかどうかは、市のホームページに公開されているので調べておきましょう。
海外でも,はしかが流行していてイタリア・ルーマニアを含むヨーロッパ地域で はしかの流行があると厚生労働省が注意勧告しています。
これからゴールデンウィークを迎え海外旅行へ行く人が増えます。
旅行する場合には、はしかの対策をして自衛したほうが良いですね。